皮膚科や専門クリニックで薄毛治療!どのくらいの料金がかかる?

毛髪22

髪は、その人の印象を左右するパーツの一つです。薄毛になると年齢以上に老けて見えたり、自信が失われたりして前向きな気持ちで過ごせなくなることがあります。薄毛は皮膚科で治療できる時代になり、専門クリニックも登場しています。

治療法や、治療にかかる料金の目安をまとめてみたので、よかったら参考にしてください。

男性が薄毛になる原因

薄毛になる男性の多くは、AGAと呼ばれる男性型脱毛症を発症しています。最も大きな原因となると考えられているのは、テストステロンです。血液に流れる一部のテストステロンは5α還元酵素の働きによって、パワフルな男性ホルモンのジヒドロテストステロンとなります。

筋肉を強くするなどの作用を持つものの、毛乳頭細胞に入ったものは、毛が抜けるようにという指令を出してしまうのです。5α還元酵素は1型と2型があり、前者は側頭部と後頭部の皮脂腺に、後者は頭頂部と前頭部の毛乳頭に多く存在します。

この部分は薄毛になりやすく、見た目がアルファベットの形に似ていることから、M字はげやO字はげ、これらがつながるとU字はげなどと呼ばれます。剃り込みを入れたように薄くなってきた場合や、頭頂部が薄くなってきた場合などは、AGAを疑っていいでしょう。

AGAの代表的な治療薬

AGAは進行型の疾患で、完治できる方法はまだ見つかっていません。しかし、薄毛が気になってから早めに治療を始めれば、進行を食い止めることは可能です。最も有効な治療法は、フィナステリドという有効成分を含む薬を服用することです。

フィナステリドは5α還元酵素の作用を阻害します。日本で作られた始めてのフィナステリド錠はプロペシアという薬名で、2015年からはジェネリック薬の販売が始まりました。プロペシアは日本の製薬会社、MSDが製造販売していますが、アメリカの製薬会社、メルクの子会社であるため、メルク製のプロペシアとほぼ同じです。

また、フィナステリドを主成分とするインド製のエフペシアやフィナロ、フィンペシアなどがあり、個人輸入で購入することが可能です。フィナステリドの服用は、1日1回です。飲み忘れるのは良くありませんが、次の日に2錠飲むことは避けます。

効果が現れるのは、個人差があるものの、3ヶ月~6ヶ月ほどです。もちろんこれよりかかる場合もありますし、効果があっても服用を止めると再び薄毛が進行します。

高い効果が期待できる新薬が2016年に登場

フィナステリドよりも5α還元酵素への阻害効果が高いとして2016年に注目を浴びたのが、ザガーロです。有効成分はデュタステリド、フィナステリドと同様、元来は前立腺肥大症薬として開発された薬の成分でした。デュタステリドはフィナステリドが阻害できるのは2型5α還元酵素である一方、デュタステリドは1型5α還元酵素にも働きかけます。

それに加えて、その効果は約3倍高いとされています。フィナステリドで効果が現れなかった場合はこちらを試してみるというのも、一つの方法です。

外用薬もメジャー

内服薬が合わない場合は、外用薬という選択肢もあります。ミノキシジルが有効成分の外用薬は、アメリカ製のロゲインが代表的です。元々高血圧治療薬の有効成分でした。血管を拡張させる効果があるため、頭皮への血流も改善され、太くて抜けにくい髪を育てる環境を整えることが期待できます。

液体タイプや泡タイプがあり、ジェネリック薬も多いです。男性用はミノキシジルが5%含有されており、2%含有のものを選べば、女性も利用が可能です。ミノキシジルに5α還元酵素への作用は期待できないので、AGA治療では内服薬とのダブル処方で使われることが多いです。

フィナステリドやデュタステリドで抜け毛を食い止め、ミノキシジルで発毛を促すという仕組みです。ミノキシジルとプロペシアの併用は、日本皮膚科学会によっても推奨されています。また、ミノキシジルにも内服薬があり、外用薬よりも高い効果が期待できます。

これは、体内への吸収率が高いためです。

薬を処方してもらう場合の料金相場

保険治療を中心とする皮膚科では、AGA治療を行っていない場合もあります。美容皮膚科やAGA専門クリニックなど、自費治療を中心とするクリニックを探すといいでしょう。有効成分以外にビタミンや亜鉛などの栄養素を独自に配合した治療薬を販売している専門クリニックもあります。

プロペシア錠を28日分クリニックで処方してもらうと、初回は5000~6000円、2回目以降は7000円が相場です。これがジェネリックのフィナステリド錠になると、初回が4000~5000円、2回目以降が6000円となります。

それから、ザガーロの場合、初回は5000円で2回目以降は8000~10000円が目安です。ジェネリック薬はまだ販売されていません。ミノキシジル5%の外用薬を処方してもらう場合は、1ヶ月分で15000~18000円が目安です。

市販薬にはリアップX5プラスがあり、その価格と比較すると倍以上になることもあります。これは、クリニック独自の配合で作られているためだと考えられます。ミノキシジルタブレットの場合は10000円ほどなので、外用薬より内服薬を処方してもらうほうがいいかもしれません。

薬代以外にかかる料金の目安

美容皮膚科の初診料は2500~3000円、再診料は1000~1500円が相場です。一方、AGA専門クリニックや大手の美容皮膚科では初回カウンセリングを無料にしているところが多く、初診料3000~5000円もキャンペーンによってかからないことがあります。

また、薬代に再診料などを含めていて、かかる費用を明確にしているクリニックも珍しくありません。それから、AGA治療では血液検査が欠かせません。1回当たり5000円ほどかかりますが、これもキャンペーンで無料になることもあります。

血液検査では、薬の副作用を避けるために、肝機能に異常が無いか、中性脂肪が高くないかなどを調べます。これは治療を始めるときはもちろん、治療中も定期的に行うことが大切です。クリニックによっては、アンドロゲンレセプター遺伝子検査を実施し、テストステロンへの感受性を調べます。

感受性が高いと脱毛が進行しやすいと考えられ、AGAなのか否かが科学的にわかります。

安く購入できる個人輸入品はあり?

クリニックで処方してもらうと、保険が利かない分、高いなと感じる人は多いかと思います。フィナステリドやミノキシジルなどを含有したAGA治療薬は、個人輸入サイトなどからでも購入が可能です。クリニックよりもお手頃価格で購入できるため、魅力的でしょう。

しかし、不衛生な環境で製造されていたり、日本で認可されていない成分が配合されていたり、有効成分が表示されている通りの量でなかったりといった可能性はゼロではありません。効果や安全性が不確かであり、最悪の場合健康被害が出るかもしれません。

ですから、安易な気持ちでの購入は避けた方が無難でしょう。